世界の銘石たち(7)青木石

小山石材店からのお知らせ

世界の銘石たち(7)青木石

第7回 世界中の良質な石(銘石)を紹介するシリーズ「世界の銘石たち」

今回のテーマは「青木石」です。

 

青木石

 

名称: 青木石(Aoki-Ishi)

産地: 日本 (香川県丸亀市広島)

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色: 青系グレー

石目: 中細目系

見掛け比重: 2.66 t/㎥

吸水率: 0.10 %

圧縮強度: 142  N/m㎡

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青木石は、四国を代表する銘石のひとつで、青みがかった花崗岩です。

硬質な反面ねばりがあり、加工がしやすいため比較的お求めやすい国産石材です。

青木石には独自の青みがあり、目が細かいので大人しい目合いで女性の方に人気がある石です。

お求めやすく良質な青木石ですが、唯一の欠点が年数経過による変色とサビが出る可能性があることです。

青木石の中でも、黒口、青口、白口と別れており、色味が濃くなるにつれて高価になります。

青木石の歴史は古く、現存する資料によると「明治18年に島内の青木浦字甲路に石切場を開いたのが始まり」とされていますが、一説によると豊臣秀吉が大阪城を築城した時に運び出されたのが始まりとも言われています。

有名な場所で青木石は、金比羅山の宝物殿、本殿横社務所、瀬戸大橋記念公園、石垣などにも多く使用されています。

 

小山航生

※文献より一部引用しております

 

石の種類紹介シリーズ
 2015年8月29日

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