世界の銘石たち（3）万成石

世界の銘石たち（3）万成石

第3回世界中の良質な石（銘石）を紹介するシリーズ「世界の銘石たち」。

今回のテーマは「万成石」です。

 

 

名称：　万成石（Mannari-ishi）

産地：　日本（岡山県岡山市）

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色：　ピンク

石目：　中目

見掛け比重：　2.62　t/㎥

吸水率：　0.17　%

圧縮強度：　133.72　 N/m㎡

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万成石は通称「桜御影」と呼ばれ、国産材の中でもとても堅固で吸水率の低い岡山県産の石材です。

淡紅色の華やいだ風合は、美しく品格があり高級感を生み出しています。

また、暖かみがある優美な質感には多くの著名人、芸術家からも愛されており、

日本の銘石の一つとしてブランド化されています。

万成石の歴史は、天保年間（1830-1843）頃から始まったとされています。

本格的に採石され始めたのは1888年頃からと言われています。

現在でも採掘量が安定しているので、安定した供給が見込まれています。

万成石は、新宿伊勢丹、銀座和光、明治神宮、岡山県立美術館、瀬戸大橋記念館などの有名どころや、

記念碑、石像、ガーデニングの石材、住宅、ビルなどと様々な用途で使用されています。

淡紅色の美しさと、気品あふれる万成石の風合いをぜひご覧ください。

 

小山航生

※文献より一部引用しております

 

 

 

石の種類紹介シリーズ
　2015年8月24日