世界の銘石たち(12)ニューインペリアルレッド
小山石材店からのお知らせ
世界の銘石たち(12)ニューインペリアルレッド
第12回 世界中の良質な石(銘石)を紹介するシリーズ「世界の銘石たち」。
今回のテーマは「ニューインペリアルレッド」です。
名称: ニューインペリアルレッド(New Imperial Red)
産地: インド (カルナタカ州)
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色: 赤系
石目: 中細目系
見掛け比重: 2.61 t/㎥
吸水率: 0.08 %
圧縮強度: 182.18 N/m㎡
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ニューインペリアルレッドは、赤色みかげとして世界で最も濃い赤色の石です。
石質は非常に硬くて丈夫です。
ニューインペリアルレッドは、もともと建築材として数多くの建築物、モニュメントなどに多用されてきました。
近年では、建築材のみならず墓石にも使用されることが増えてきました。
ニューインペリアルレッドは、その特徴的な石色から主に洋墓、デザイン墓に使用されます。
インド産の「アーバングレー」と「ニューインペリアルレッド」は採掘できる丁場が物凄く近く、ほとんど同じ組成の石で、色素が違うだけです。
アーバングレーとほとんど同じ組成の石であることから、ニューインペリアルレッドも丈夫で硬い良質な石ということがわかります。
また丁場によって色調が多少変わってくるので、注意が必要です。
世界で最も赤い御影石、ニューインペリアルレッドを洋墓、デザイン墓に使用してみませんか?
小山航生
※文献より一部引用しております
石の種類紹介シリーズ
2015年9月05日