世界の銘石たち(1)庵治石
小山石材店からのお知らせ
世界の銘石たち(1)庵治石
こんにちは、小山石材店の6代目 小山航生です。
今回から世界中の良質な石(銘石)を紹介するシリーズ、題して「世界の銘石たち」で
日本はもちろんのこと世界各国の石材を紹介していきたいと思います。
第1回 世界中の良質な石(銘石)を紹介するシリーズ「世界の銘石たち」。
今回のテーマは、「庵治石」です。
名称: 庵治石(Aji-ishi)
産地: 日本(香川県高松市庵治町)
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色: グレー
石目: 細目・中細目・中目
見掛け比重: 2.65 t/㎥
吸水率: 0.15 %
圧縮強度: 155 N/m㎡
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庵治石は、その類を見ない質の良さと希少価値、熟練された加工技術から「世界一」と称される最高級御影石です。
庵治石の最大の特徴は、石の表面に「斑(ふ)」と呼ばれる幻想的な二重のかすり模様が現れ、奥行きのある優美さを感じさせる石目です。
石材の最高峰と言われるだけあって、価格も最高峰です。
現在では、「世界で最も高価な石材」と言われるほどです。
庵治石の歴史は非常に古く、足利尊氏が征夷大将軍になった頃、1339年京都府八幡市の石清水八幡宮再建のころと言われています。
庵治石と呼ばれるようになったのは、約400年前豊臣秀吉が大阪城築城のため石垣の調達が讃岐に下り、
石の積出港である庵治から石材が出荷されたのが始まりであると推定されています。
庵治石はその質の良さから、屋島東照宮、道後温泉又新殿、平和記念公園慰霊碑、首相官邸石庭、
白鳥中央公園、大島青松園内施設のモニュメント、六本木ヒルズのレストラン街など色々なところで使用されています。
小山石材店 植松ショールームに、庵治石細目極上ランクの墓石を展示しております。
ぜひ、その美しさ、迫力を生でご覧ください。
小山航生
※文献より一部引用しております
石の種類紹介シリーズ
2015年8月22日